ソラマメブログ

2009年07月23日

4sim版 風の展望台

4sim版 風の展望台 512x512m を公開します。
(↓20倍速再生) フルスクリーンで御覧下さい。

現地へは、こちらから。
主催者Orange island は、フランスの通信会社Orangeの系列simです。
主催者情報(英文)はこちら。

090712_005
同sim群の地上では、カーテン型の風パーティクルが、3simに渡って、揺れています。事前にsim気流の全体像を把握することで、このようなインスタレーションが可能になります。


既に、sim全面の気流を見る「風の展望台」は、ハイパーフォーマリズム美術館でご覧頂いております(8月8日まで)が、
1simでは、隣接するsim間の風干渉が見えません。また、sim毎の風貌を比較するためにも、sim複数にまたがる「風の展望台」が必要でした。

今回の4sim版では、sim毎のリンデン風シミュレータの相互影響を、ご覧頂けます。
sim境界で、風が、すき間を作ったり交わったりします。
4sim版 風の展望台
田の字型2x2simの構成は、1個の制作物としても、ビュア限界に差し掛かり、これ以上大きな物を作ったとしても、快適にご覧頂くのは、難しいかもしれません。(周辺の描写が不安定になります。)

一方、sim風を比較調査する目的では、これで充分と言うことは無く、引き続き「風の展望台」へ協力頂けるsimオーナー様をお待ちしております。お持ちのsimの気流を、御自身の目で確かめられます。

この4simは、2個ずつ2種類の風に分かれています。風の渦が2〜6個の荒れたタイプ(写真 左上・右下)と、0〜3個の穏やかなタイプ(右上・左下)です。

オーブニングレセブションは、日本時間24日金曜朝4時(ヨーロッパ夜9時、毎度すみません)からです。



Posted by comet/コメット at 23:12│Comments(2)
この記事へのコメント comment to this article
コメットさんの4sim風の展望台を見ていてJason MartinやZebedee Jones
などのモノクローム絵画を思い起こしました。
一見、ランドアートと絵画と離れているようにも見えますが見えない時間の痕跡を暴露して定着するという意味において、それぞれの作品には共通するものがあると思います。その痕跡のみに焦点を絞り、色をも省き限りなくシンプルな手法によって時間を可視化しているだけにもかかわらず、そこには根本にも近いような美が存在しているように感じられます。
一方は身体の意識/無意識、他方はsimという意図された地形/意図されない動き
が内包されていて正方形という形式を揺らし枠の外にまではみ出します。
コメットさんの作品から地層を越えてその気圏で舞う風の詩を聞いたような気がしました。
Posted by Mogura at 2009年11月03日 08:45
↑ソラマメ史上初の現代美術的コメントですね。ソラマメアートと現代美術の絶望的断絶(女の言技ストーリーだわ)。
それにしても、何で、みんな揃って、プロガーに移転するんだろう。ブロガーに移っても、やっぱり「女の言技ストーリーのままだったわ」なんちゃつて。
Posted by comet/コメットcomet/コメット at 2009年11月05日 04:47
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