comet/コメット
2009年02月07日 17:58
・ハイパーフォーマリズムは、ハイパーメディアにおける非具象抽象である。ゴチャゴチャした言い方は、要するに、「風景画や人物画なんかダメだ。おれたち抽象芸術の方が、すごいんだぞ」と主張しています。
・ハイパーフォーマリズムは具象に無く、観客との関係が既存表象の重みにさほど捕らわれず、美術作品がそれ自身の目的のための形の魅力を促すからだ。ヴァーチャル・ワールドは、作品をスケールの制約から解放する
・誰も、絵の中の形から、風景を見出すことはない。ハイパーフォーマリズムは、提示するのだ。人間中心主義の安楽な常套句を剥ぎ取ることで、より基本的なレベルの自覚に響き、見る者自身の人間性を顧みる、別格な体験の全てに、見る者が開かれることを。
・AM RADIOの作品は、メディアがハイパーでも、写実具象である。というのが、ハイパーフォーマリズムにとってのAM RADIOということになります。
・観客が既存表象(記憶)に縛られてしまう。美術作品以外の物の魅力を借りているだけで、それ自身には美しさが無い。既存社会のしがらみから抜けるどころか、どっぷり浸かっているから、スケールの制約を解けない。
・誰もが、安楽な風景の常套句を見出して、人間中心主義に逃げ込んでしまうから、より基本的なレベルにおける自覚に響かず、見る者の人間性を顧みることも無い。別格な体験の全てに見る者が開かれるなんて、とんでもない。